運命や宿命のせいにしない生き方

自分を変えるとき
運命や宿命、カルマ、ブループリント
色々なものに言えることです。

自分を変えるとき、
前兆が起こっていることを
我々は知りません。

それを前兆として認識する
経験をまだしていないからと、
言えるからかもしれませんが、
前兆を認識したいのなら、
自分のことを観察する方法を学び、
よく観察すること、
自然を観察する方法など学び、
よく観察することが大切です。

それでも自分が思っているようには
世界の変化の前兆を認識することは
きっと出来ないかもしれません。

なぜなら、
前兆を生み出すのも自分であり、
前兆を認識するのも自分だからです。

真っ黒い画面の片隅に
白い光が映し出されたら、
それは何かのサインとして
受け入れることは出来ても、

街角で誰かが落としたビンが割れて、
中から飲み物が溢れたとしても、
それが自分の起こした前兆と
素直には受け入れられないでしょう。

そこに意識が向かったことを、
偶然や必然と言って片付けてしまうことで、
これから起こる変化を逃してしまうことも、
きっとあるでしょう。

あなたが前兆と認識する基準が何にせよ、
実際に物事は起こり、過ぎ去っていくことを、あなたは知らないで一生を過ごしていくのかもしれません。

あなたの目の前に変化が起こっているとき、
あなたの視覚を通してあなたの脳に変化が起こっていることを、
誰かが起こした変化と決めつけていいのでしょうか？

嗅覚を通して、聴覚を通して、
五感を通して、脳に、身体に、心に、
与えた変化を誰かのせいにしていいのでしょうか？

自分自身が受け取る前兆を選び、
自分の世界を体現していくことは、
未来を創る今を選ぶということです。

あなたが未来を変えたいなら、
目の前の人がいなくなるかもしれません。

一つ一つ積み重ねた理想が、
あなたの今を忙しくしてしまうかもしれません。

だとしても、
あなたの望む未来と、あなたが選ぶ今と、
あなたが知っている過去の結果を、
砂漠を流れる運河のように、
宇宙に輝く銀河のように、
一つの物語として創り出されていることを、
受け入れていくことが必要です。

大切なのは、
前兆の扱いに慣れてしまった私より、
まだ前兆の扱いに慣れていない、
新しい眼を持ったあなたです。

人は自分が生きる理由を求めます。

求めた理由が根拠になり、
根拠を探るために前兆を探そうとします。
誰かの言葉を聞こうとします。

誰かのそう言った言葉を聞いて、
準備をしようとしてしまいます。

それは自分の理由を見つけて安心したいからであり、自分がその理由に守られるからかもしれません。

でも、ときには理由にならないものもあり、
伝えることを拒むために理由を作ってしまうこともあります。

自分の中から溢れるものを、
ただ受け止めればいいだけなのに。

あなたの内から溢れるものを、
必然という言葉で片付けてしまって
本当に良いのでしょうか？

必然というのは、
決められた法則の上で成り立つ世界であり、
あなたの内から溢れでるものが、
創造ではないということです。

創造のつもりでいるが、
それを創造することは決められていた。
そういうことです。

それは本当に創造でしょうか？
そこに自由はあるのでしょうか？
あなたの内から溢れ出たものは、
すでに決められていたもの・必然と言って良いのでしょうか？

運命や宿命、必然や偶然、
定められていた約束を、
あなたの変化の理由にして
大切な能力を失わないでください。

世界に広がっている法則や、
自然の法則の中で自分自身を閉じ込めないでください。

社会が、家族が、周りが、友人が、
あなたのことを知ったつもりでいても、
あなたのことを本当に知っているのはあなただけです。

法則が広がっている世界から、
自分の法則を見つけるサインは、
あなたにとって最初は違和感でしかないかもしれません。

慣れないうちは、違和感を表現する際に、
世界の法則を使ってしまうかもしれません。

あなたの創造は、
その違和感を持って生まれ変わる。

誰かが落としたビンの中から溢れ出るものは、いつの間にか液体だと信じていませんか？
それも当たり前だと思い込んでいませんか？

答えを決めるのはあなたです。

運命を変えるのは、

あなたです。